タミフルの実力と効果について

タミフルは、シアリダーゼ阻害薬に分類されるA型、B型共に有効な抗インフルエンザ 薬であり、新型インフルエンザウイルスにも有効とされ、発生が懸念されるパンデミック対策として備蓄されています。インフルエンザは、ウイルス単独では感染する能力を有していない為に呼吸系の器官に存在するプロテアーゼにより活性化され感染力を獲得し、粘膜上皮細胞のシアル酸レセプターと結合する事で宿主となる細胞に侵入し、シアリダーゼの膜融合活性作用により宿主細胞内の核に対して遺伝情報を放出する脱殻を行い、ウイルスの遺伝子合成やウイルス増殖の為のタンパク質の生成が開始されます。結果、形成されたシアリダーゼとヘマグルチニンが宿主細胞の膜表面に並び、出芽したインフルエンザウイルスはシアル酸レセプターに繋がれた状態となり、シアリダーゼの作用によりシアル酸レセプターを切り離し遊離します。タミフルは、シアリダーゼに作用する事でインフルエンザウイルスの遊離を阻害し、ウイルスの増殖を鈍化させる効果があります。その為、タミフルはウイルスの増殖スピードが最大となる発症から48時間経過する前に内服する事が必須条件であり、服用が早いほど効果が高いとされています。又、タミフルは、インフルエンザの治療薬としてだけでは無く、インフルエンザの予防薬としても非常に有効です。インフルエンザは、感染から症状が発症するまでの期間が2日前後あるので、感染者や感染が疑われる人との接触から36時間以内にタミフルを服用し、1日1回の服用を10日ほど継続する事でインフルエンザの発症率を1.3%まで抑える効果があります。タミフルを予防目的で内服する事で、症状が発症する前に治癒するケースや発症時も軽い症状で治癒します。


タミフルと同様の効果が得られる薬はある?

インフルエンザの治療薬として有名なタミフルは、病院で診断されると処方される薬ですが、症状が発症してから48時間以内に服用しないと効果が発揮できないとされます。その理由はタミフルがウイルスを駆逐するものではなく、増殖を抑えて症状を緩和させるためのものだからです。ウイルスの増殖にはDNAを複製して増やすという方法が採られますが、この時に侵入した細胞から切り離しを行い、別の細胞へと移動します。切り離しを行うためにはノイラミニダーゼと呼ばれる酵素が必要になるのですが、タミフルはこのノイラミニダーゼの働きを阻害する作用があるのです。これによって細胞内にウイルスを閉じ込め、増殖することを防ぐことが可能となります。作用機序からタミフルはノイラミニダーゼ阻害薬と呼ばれますが、これと同じ働きをするものにリレンザ、ラピアクタ、イナビルと全部で4つの種類があります。ただし、それぞれ剤形が異なり、タミフルはカプセルと小児用ドライシロップがありますが、リレンザとイナビルは粉末状の薬剤を閉じ込めた吸入型となります。ラピアクタに関しては点滴によって投与されるため、タミフルを含む他の製剤が処方されるのに対し、こちらは処方されることはありません。また、基本的に第一選択薬がタミフルとなるため、ラピアクタが使用されることはほとんどないようです。ただし、タミフルは10歳以上20歳未満の子供には、異常行動という副作用があるため、この年代にはリレンザまたはイナビルが第一選択となります。年代や感染の状況によって使い分けられるため、吸入器の扱いが難しい子供であったり、耐性菌の問題が起こった場合はそれに対応した処方が行われるようになっています。

タミフルで免疫力向上にも効果がある

インフルエンザに処方されるタミフルは、免疫力を向上させる効果もあります。タミフルにかぎらず、インフルエンザ治療薬のほぼすべてが、体調に異変を感じてから48時間以内に服用しなければなりません。
インフルエンザウィルスは、感染してから主に24時間~48時間以内に爆発的に増えます。その増殖は凄まじく、体内に侵入したたった1つのウィルスが1時間後には120万にもなるため、増殖を抑制しなければなりません。そのための薬がタミフルなのです。タミフルには、インフルエンザウィルスの増殖を抑える有効成分オセルタミビル リン酸塩が含まれており、インフルエンザウィルスの増殖を抑制し、免疫の働きを向上させサポートします。タミフルを服用することのメリットは、まだまだあります。インフルエンザに感染したとき、単なる風邪だと甘く見てそのままの状態で過ごすと、体内で爆発的に増殖したウィルスにより、急速に体調が悪化します。ウィルスの方によって異なりますが、38度~40度前後ほどの高熱、関節痛、筋肉痛、下痢、咳、喉の痛みといった症状に直面します。最大限にウィルスが増殖すると、脱水症状なども併発して大変危険な状態になってしまいます。タミフルを服用することで、このような最悪期の状態を抑制するとともに、期間を短くできます。インフルエンザによる苦痛を出来る限り抑制し、免疫の働きをサポートすることで、心身への負担を抑えるのです。通常インフルエンザに感染した場合、他者への感染を防ぐため5日~7日間、会社や学校を休むことになります。また、脱水症状などにも悩まされることもあるので、注意を要します。寒くなって風邪かな?と思ったら、まずインフルエンザを疑いましょう。体調の異変を感じたら24時間~48時間以内に医師の診断を受けタミフルを処方してもらい、早期に服用してください。

◎タミフルはインフルエンザ予防薬としても効果的です!
タミフルで感染を阻止!